New iPod Family 2008

 

2008年09月12日

2008年09月

[2008.09.12] New iPod Family 2008

どうも、最近はアップルの新製品について事前の情報漏れが甚だしい。下手人はアップル社本体という噂もあるが、実際のところどうなんだろう?

早く知りたいという気もする一方で、発表資料を見て「なんぢゃこりゃ〜!?」という楽しみを奪われるのもつらい。速報で結果を確認後、録画で見る「F1-Grand Prix」みたいなもんだな。

で、今回の新製品ラインナップについて毎度のようにイチャモンを付けてみる。

とりあえず、事前の露出度が高かった「iPod nano」から。( “iPod touch” はいずれ機会をみて縁があればたぶんそのうちに.....ということで、ヒトツよろしく)

縦長デザインに逆戻りしたようだが、第一印象は第二世代をちょっとアレンジしただけで再利用したようにも見える。なんでえ、こんなのなら1年前に「Photoshop」でこしらえたフェイク画像そのものぢゃまいか?


<作り方>

第2世代の「iPod nano」のディスプレイ部分をコピペで引き伸ばして適当な映画の画面を貼り付ける。以上。

先代と比較して、一見画面を大型化したかに見えるデザインだが、サイズも同じでワイドでもない4:3(320x240/204ppi) のまま。ただ単に縦向きになっただけ。

そのため、動画を見るときには本体を横向きにしないといけないのだが、アップルは「高解像度の縦長ディスプレイはモーションセンサーを搭載し、回転させると自動的に....」と、コイツを売り物にしておる。まるで、S●NYがやりそうなアプローチという気がしないでもない。

あくまでも、モーションセンサーがウリで使い勝手はなんぞは...、なんかちがう気がする?

"iPod touch" に慣れると、横向きにしてカバーフロー画面になるとつい画面に指を持っていきそうになるが、コイツはタッチパネルぢゃないんで当然反応しない。

チビデブの第三世代が出たときは前述の「なんぢゃこりゃ〜!?」という印象があったのだが、あのデザインも見慣れると結構シックリくる。

何より背面がステンレスポリッシュというのが "iPod" らしくて良かったし、末端処理の精度も高くシルバーモデルなら、その後発表された "MacBook Air" 的なテイストも持ち合わせていた。

また、縦横比にあまり差がないので第四世代のようにモーションセンサーを搭載すれば、縦でも横でも違和感が少なくて良かろうと思う。

そうすれば、あの見にくい左右分割画面のメニューも少しはマシになったかもしれない。

カラーバリエーションがイマイチな点を、どうにかしてくれまいかと期待したが、残念ながらあっさりと捨てられてしまったようだ。(チビデブがあまり売れなかったんで以前のカタチに戻ったらしいが、それは主にカラバリのせいでデザインのせいではないと思うんだけどね)

まさか、第五世代でまたもやチビデブ復活という線を狙っているんぢゃあるまいな?

一応ラインナップとして 8GB と 16GB の2モデル展開ではあるが、16GB モデルの価格(¥23,800)を考えると、直近上位に “iPod classic” の価格の壁を突き破って降りてきた “iPod touch 8GB” という非常に魅力的な対抗馬との差はたったの ¥4,000 でしかない。

これは、非常に悩ましい価格差といえよう。

保存容量が 8GB(16÷8=2倍)も違うと思っているなら、プラス ¥6,000 で 120GB の “iPod classic” もある。純粋な容量差 104MB(120÷16=7.5倍)であり、その目でもう一度 “iPod touch” を見れば「なんだ、たったの 8GB 少ないだけで画面はデカいし、インターネットやメールもできるし、アプリも追加できるのかあ」と思うかもしれない。

たしかに、 “iPod nano” の魅力はそのカラフルなバリエーション(9色)とサイズ(と、軽さ)かもしれない。以前のモデルと違い、どちらのモデルでも選択できるカラーに差はない。 となれば問題は、 “iPod nano” で16GBの容量を生かしきれるかどうかにかかってくる。

できれば、アップルは価格的にもう少しダブりを少なくするか、いっそ単一モデル(16GB/¥19,800 または、8GB/¥14,800)ぐらいの太っ腹を見せて欲しかった。( “iPod touch” の価格が太っ腹すぎるという意見もあるだろうけどね)

ま、そこまでやるとライバルメーカは対応が大変なことになると思うが、半端な製品をいまだに作り続けている某国内大手にトドメをさしてやるのも一興であろう。

トドメと言ったってこの程度で潰れるわけでなし、 へんなプライド捨てて早めに方向転換をはかって、かつての様な魅力的な関連機器を開発してくれりゃあいいのに、と思っているだけなんだけどね、ムリだろうな。



"iPod classic" は価格が下がったのは良いが、容量の点でフラッグシップたる 160GB モデルは消滅し筐体サイズの薄い 80GB モデルを 120GB にアップグレードして単一モデルになった。(見にくい左右分割画面のメニューもそのまま継承したらしい←未確認)

しかし、30,000曲(約2,500アルバム)をカバーフローで見るというのはどういうシチュエーションで威力を発揮するんだろう?

せめて、ジャンルやプレイリストを選択した後にカバーフローで確認できれば実用的になると思うし、「iTunes 8」のようなグリッドビューでもいい。

そのような改良がされているのか未確認であるが、もし以前のままならよっぽどバカだと断言できる。←キッパリ

個人的には上記のフェイク画像制作には、結構嬉々として臨んだように記憶している。昨年の発表時にも、3.5インチ画面搭載の大容量・大画面ビデオコンテンツ最適モデルを期待したが、そんな要求は聞こえてなかったのかもしれない。(クパチーノは遠い)

アップルは、「160GB モデルよりスリムな 80GB モデルが好まれたので」的なコメントをしているようだが、主たる要因は、80GB モデルの方が価格が安いからであって、薄いからではないと思う。(¥42,800 vs ¥29,800)←パッと見は4万円台と2万円台だからね。

もし、価格差が ¥5,000 程度なら状況は違ったものになったかもしれない。 1.8inch ではないので参考にはならないかもしれないが、2.5inch HDD の120GB と 250GB でさえ価格差はそこまで大きくない。

だいたいアップルジャパンの価格の付け方は、為替相場もあるんで仕方ない部分を割り引いて考えても、昔からへタクソである。いずれにしても、 "iPod touch" や "iPod nano" に比べて売れなかったからラインナップをスリム化したんだろう。

純粋なミュージックプレイヤーとしての市場はすでに飽和状態に近づいているという、まことしやかな分析もあるらしい。そりゃどんなもんでも一億6千万台も売っちしまえば、その程度の分析結果は小学生だって考えつく。

しかし、どこぞのメーカは、外見以外内容的にはさほど代わり映えのしない似たようなモノを、3億5千万台以上売り散らかしてきた実績のある市場である。極々私的見解としてはまだまだイケるどと、全く根拠のない観測もしている。

製品およびその関連機器(またはコンテンツ)に、魅力があるかどうかで決まることだが、製品のバリエーションの広がりを、潰しあいにならぬよう注意深く展開する必要はあると思う。

現在のような寡占状態(国内では独占とまでは言えないような気もする)にある市場では “iPod” の最大のライバルは “iPod” ということになりえる。単純に考えれば自社製品のどっちか売れりゃいいんだろう的な考え方も成り立つが、どっちも欲しいとか、全部欲しい思わせることができればなお良い。(あたりまえか)

そういう意味では今回、 “iPod classic” というモデル自体が、廃止にならなかっただけでもめっけもんかもしれない。

したがって、基本的な考え方は「容量は 160GB から 120GB に減らされたのではなく、80GB から 120GB へ増えたのだ」と、ポジティブにとらえるのが正しい「iPod ユーザ」である。


"iPod shuffle" などは全くといっていいほど先祖帰り状態だ。目新しいカラーバリエーションが増えたわけでもなく、逆に減ったぐらいか。(オレンジはどうした、ゴールドはないのか?)

ま、 "iPod shuffle" で何よりセンセーショナルなのは2月の価格改定だろう。

本体付属のドックや「iPod ヘッドフォン」の別売価格(¥3,400)を考えると "iPod shuffle" 本体価格は限りなくタダに近い。

う〜ん、 “iPod shuffle” は歴代並べて見てもあまり芸のあるバリエーションとは言えないなあ。

できれば、毎回もう少し魅力的なカラバリが増えると購買欲も増すと思うが、なんで “iPod nano” と同じ展開にしなかったんだろう。

まさか、2007年の売れ残りの外装が倉庫の中から大量に発見され廃棄する訳にもいかず、環境問題も考慮して、よっしゃリサイクル....んなわきゃないよな。もしそうなら、今回のモデルはオレンジのみというラインナップになっただろう。

次回の “iPod shuffle” の新色は今回の “iPod nano” のバリエーションの売れ方で結果がでるかもしれない。アブナイのはやっぱイエローかオレンジかはたまたパープルか?

ということで、年末には “iPod shuffle” のイエロー・オレンジ・パープルが出るぞ!と、断言しておこう。

しかし、おもしろくはないけどシルバーモデルを買っときゃ、少なくとも見かけは 2006年9月 以来現在まで最新型のままである。(もちろん、製品番号は世代ごとに違うんだけどね)

これぞ定番中の定番、後何年(何ヶ月?)続けるつもりか知らないが、このままイケるところまで頑張ってもらいたい。

ただ、最近小型軽量スリム化にご執心のアップルではあるが、願わくば "iPod shuffle" は、これ以上小さくしないで欲しい。

2008年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan