とにもかくにも、タブレット♪

 

2010年01月12日

 
[2010.01.12]

とにもかくにも、タブレット♪

アップルのタブレット(みたいなモノ)に関する、リークと称した記事がやたらに多い。

それらの情報からいろいろ考えてみるのだが、どうもいまいち納得できる製品のイメージが沸いてこない。

まず、液晶サイズに関して。



一説によると、10インチとか7インチらしいが、現行の Macintosh シリーズに使用されている液晶を元にすると、解像度(ピクセル/インチ)はだいたい110ppi 前後である。

・iMac 27インチモデル=108ppi(2560×1440)
・iMac 21.5インチモデル=102ppi(1920×1080)
・MacBook Pro 17インチモデル=133ppi(1920×1200)
・MacBook Pro 15.4インチモデル=110ppi(1440×900)
・MacBook Pro 13.3インチモデル=113ppi(1280×800)

注:ここでの解像度は、公表値である画面のピクセル数と対角サイズから、三平方の定理を元に勝手に計算しているので、あくまでも参考値だからね。

MacBook Pro 17インチモデルは本来なら、1650×1050 で 115ppi というところだが、フルハイビジョンサイズを欲張ったので 133ppi とコイツだけ非常に細かい。おかげで、Mac OS X での表示は MacBook シリーズ中最も文字が小さく、老眼にはキツいモデルとなっている。

しかし、Mac OS X を使用していない iPhone/iPod のシリーズでは、もともとの標準フォントのサイズが異なるので、3.5インチ:165ppi(480×320)、iPod nano に至っては 2.2インチ204ppi(240×376)という、非常に高い解像度の液晶が採用されている。

新しいタブレット(みたいなモノ)もMac OS X は使用しないとして、10インチモデルで 150ppi、7インチモデルでも216ppi ぐらいの解像度が実現できるなら、現行 MacBook 13.3インチモデル(1280×800)並の表示面積が確保できる。

または、16 : 9 の比率で 1280×720 というのも考えられる。その場合は、それぞれ 146ppi/210ppi である。

しかし、それ以下の解像度ではどうか?

たとえば、1024×640(16 : 10)とか、1024×576(16 : 9)などが考えられる。この場合は、それぞれ 117ppi/167ppi である。167ppi というのは現行 iPhone/iPod touch の解像度に最も近い。

逆に、167ppi という解像度で10インチモデルを想定すると1440×810(16 : 9)という表示サイズになる。

表示サイズだけなら MacBook Pro 15.4 インチモデル並である。たしかにこれだけの表示面積が確保できるなら、Web ブラウズや PDF 閲覧程度なら実用性は高いだろう。

ちなみに、10インチおよび7インチの液晶の物理的な縦横サイズは概ね 22.2cm×12.5cm、15.5cm×8.72cm ぐらいであり、このサイズの液晶を搭載する機器の想定サイズは以下のようになる。

・10インチモデル(高さ×幅×奥行き:重量)=25.2cm×14.5cm×1.4cm:580g
・7インチモデル(高さ×幅×奥行き:重量)=18cm×11cm×1.3cm:300g

で、ここまで考えてふと思った。

たしかに、Mac 上でも Safari や iTunes の使用頻度は非常に高いが、表計算やデータベースソフトはさておき、iLife などのまともなアプリはおろか、ファイル管理のための Finder もない 現行 iPhone OS に少々手を加えたところで、はたして実用性はあるんだろうか?

音楽や映像データの管理を単独で行える程度の機能追加は、当然必修であるはずだ。加えて、なにがしかの全く新たな、キラーアプリが必要になるだろう。

しかし、現状で Mac OS を採用することなく、母艦を必要としない機器を造り出すことは(仮に可能であったとしても)、ハッキリ言って技術(とリソース)の無駄遣いである気がしてならない。

そんなヒマとカネがあるなら、現行の Mac OS X と Macintosh シリーズをどないかしろ、と言いたい。

また、母艦としてなお Mac および PC の支援が必要な機器なら、やっぱりただデカイだけの iPhone や iPod touch に過ぎない。



CES 2010 で、各社から続々と発表されるタブレットもどきを見るにつけ、そんな否定的な予想しか出来なくなってきた。

あわてて肯定的な要素に思いを巡らせてみたが、どう考えても「Newton MessagePad」に行き着いてしまう。

いまさら、…?である。

ん〜、ポケットには入らんよなあ、…?

そんなものをわざわざ持って歩くかあ、…?

蓋(フタ)もないなら、携帯しづらいだろうなあ、…?

そのためにまたケースを用意するのも、ばかばかしいよなあ、…?

その上、価格が MacBook と大して違わないとしたら、…?

またその上、電話屋に毎月金を巻き上げられるとしたら、…?

…イカンイカン、何事も前向きに肯定的に捉えるようにしよう。

ま、結局のところシロウトがいくら考えても、現実味のある妄想にはけっしてならないという事が、わかっただけのような気がする。

2010年01月某日 Hexagon/Okayama, Japan