iPad with Wi-Fi

 

2010年06月02日

 
iPad with Wi-Fi

[MB293J/A] iPad with Wi-Fi 32G

5月10日のお約束通り、発売開始日の28日午後到着。

自宅と仕事場に加えて、iPhone 3GS でも通信料金を払った上に、iPad においても新たな通信料金を負担する気にもなれず、ましてや電話屋にこれ以上貢献することは、経済的にも心情的にも看過できるものではない。

将来のテザリング機能実現に期待をよせながら、断腸の思いで Wi-Fi+3G モデルは見送ることにしたわけであるが、幸い立回り先には高い確率で AirMac が配備されている。仮に持ち出したとしても iPhone ユーザとしては、それほど不便もなかろうと判断したわけである。

で、言い訳はさておき、開封の儀もそこそこに電源投入。


画面上にいきなり表示される「iTunes に接続せよと」の指示に従い、母艦 MacBook と合体。iPhone 用のデータとの同期という選択肢もあったが、基本機能の確認のためあえて新規端末として設定する。

アップルのサイトで公開されていた、動画などから収集していた情報を元に、基本動作をひととおり確認した後、定番となっている音楽アルバム等を手動で転送する。

音楽やビデオに関するユーザインターフェイスは、その大型化された画面にあわせて改変され、従来の iPod ファミリーや iPod touch などともかなり異なり、さしずめ Mini iTunes といった印象である。

それならいっそ iPhone のようにビデオ関係もまとめて、ついでに名前も「iTunes mini」とか…。(どうも、ホイールの無い機種を iPod と呼ぶのは抵抗があるなあ)

iTunes の警告を無視して、プレイリストに動画を混ぜ込んでおけば「iPod」からのアクセスはできるし、もちろん動画のみのプレイリストを作成することでも可能だ。

iTunes でリッピング後に設定するジャケット画像も、従来は400〜500ピクセル程度を目安にしていたが、最近は極力800ピクセル以上を標準にしてきた。

おかげで、iPad の画面いっぱいに表示されても大変美しい。オリジナルの CD 版を上回るジャケットサイズに、ちょっと感激してみる。

アプリケーション群は、さすがに工場出荷時設定ではあまりにも寂しいので、従来より iPhone で7ページにもわたり使用していた有象無象の無料ソフトの中から、iPad 対応を謳っているものを適当に放り込んでみる。

大型化された画面によりキーボードも、両手は無理でも両指ぐらいは使えるし、それだけでも入力効率は格段に向上している。

MacBook では最近めっきり使用頻度が上がってきた「iWork」ファミリーであるが、その拡大された画面を生かすために、 とりあえず、“Numbers” と “Pages” を調達。

これは iPhone にもいえることだが、iPad を使用してみて何が不自由かといえば、ファイル管理だな。とにかく、Finder のようなモノは存在しないのでどこに何があるのか、またあるべきなのかさっぱりわからんし、既存のファイルを転送するだけでも一苦労である。

ファイル転送は、iTunes を経由して同期させるのが一番手っ取り早い。しかし、極力ワイヤレス機能を使用することに重点を置いて、いろいろと足掻いてみた。

アプリによっては、FTP 経由による転送をサポートしているものもあるが、iWork にはもちろん、そんなややこしい機能なんぞあるわきゃあない。

もっとややこしい、iWork.com(なぜかいまだに Beta テスト版)という方法を使用してみたり、死ぬほど遅い iDisk を使用してみたり、直球勝負でメール添付、…などなど。

なんとか転送できても、やれ iWork’08 以前の書類は読めんぞとか、フォントが見つからんとか、設定が削除された云々などと、さんざん駄々をこねた揚げ句、貼付けたグラフィックスは欠落だらけ、文字やオブジェクトのレイアウトはズレまくり、という状態である。

もっとも、これは “Pages for iPad” も含めて Mac 上でサードパーティアプリなどが、勝手にインストールしたフォントを好き放題に駆使しまくった野放図な書類を作成しておいて、そんなものがそのまんま使用できる…かな、と期待する方が悪いわな。

ん〜しかし、こいつらに “Numbers” や“Pages”という名前を付けるのは、いかがなものかという気もするが、少なくとも現状では、いわゆるひとつの “iWork” に似せて作られた別の何か、だなこれは。

結局、ワイヤレス転送に拘るなら Mac 版の iWork 書類をメールに添付して自分宛に送ってやるのが一番簡単、という結論に行き着く。

ただし、送信サーバの制限で書類サイズには限界があるようなので、そこらあたりは一工夫が必要になる。(32MBぐらいか?)

ま、ヒラギノなどの標準フォントのみを使用して、グラフィックスの扱いに注意をすればある程度互換性も保てるし、iPad 単独で考えればそれなりに使えるアプリではある。

また、動画の保存領域対策として「Air Video」というヤツも入れてみた。

Macをサーバにして、iPad 側に現物を転送することなくビューワーとして使える「家庭内 YouTube」のような、なかなか優れもののソフトである。

無料のおためし版もあるし、Mac 側のサーバ用ソフトは無料でダウンロードできるというのもよい。

イマイチ動作が不安定な部分も散見されるが、iPhone 用に以前から使用していた無料版にはリストアップされる数に制限があるので、ここはひとつ清水の舞台から飛び降りたつもりで金350円也を投資することにした。

なんといっても一番感動するのは、リアルタイムで変換しながらストリーミングという荒技をやってのけるという点で、保存領域だけでなくiPad 用に変換する手間も省ける。

もちろん、元動画は MP4 だけでなく AVI や DivX、MKV でもオケ〜であるから、感動も一入だ。

が、 iPad 用に最適化されていない動画のリアルタイムコンバート時には、サーバ側の Mac にそれなりの負荷がかかる。

たぶんこれは想像なんだが、Mac Pro などをサーバに設定しようものなら、突然冷却ファンの音が高まり、まるで離陸態勢に入ったかのような爆音に驚くことになると思うので、その点に関しては覚悟が必要だ。

しかし、本来 iTunes に標準で装備されていてもよさそうな機能なんだが、いろいろと大人の事情というヤツがあるのかもしれない。

てなわけで iPad、到着早々即実戦投入されて元気に活躍しているわけだが、次期 iPhone の動向も気になる、今日この頃。

2010年06月某日 Hexagon/Okayama, Japan