iOS 4 雑感など
 

2010年11月27日

 
iOS 4 雑感 など

iOS ver. 4.2.1 (8C148)

貧乏暇無しの忙しさにかまけて、危うく「おいおい、今月は更新無しかい?」の土壇場で書き始めた。

例年ならこの時期ヒマであれば、iPhoto のアルバムも秋色の写真で埋め尽くされるのであるが、今年はそれすらも無い。

外出時にはデジイチも極力持って出るようにしているし、せっかくカメラが高解像度になった iPhone 4 もあるんだから、それほどヒマでなくても写真の一枚や二枚撮れそうなもんだが、精神的に余裕がないとけっこう難しいんだな、これが。

その他雑ネタが無いこともなかったのだが、イマイチ(私的な)盛上りに欠けた10〜11月であったように思う。

前回の MacBook Air がもう少し魅力的な仕様や価格であれば、多少は違っていたんだろうけど…。

で、とりあえず iOS 4 の雑感みたいなものを書いてみる。



iOS が ver.4.2.1 にアップデート(グレード?)されて iPad でもマルチタスクやフォルダ機能など、iPhone ではもう当たり前になってしまった機能がやっと利用できるようになった。

マルチタスク機能はメモリが iPhone 4 の半分程度の iPad にとってはちとキツイが、それでも快適性に寄与する機能であることも事実だ。

快適な機能の筆頭は、メモの同期機能と辞書登録だろう。

本来は出来て当たり前だが、以前のiPadには出来ないことだった。

あいかわらず、Mac OS 側に専用メモソフトは無いし、辞書登録は設定>一般>キーボードの最下行の「ユーザ辞書を編集…」という場所に隠されてはいるが、これがあると入力効率は格段に上がる。

Safari のウェブページのテキスト検索もやっと実現されたが、ホーム画面から行う全体の検索は未だ以てイマイチである。

また、iOS ver.4.2.1 からの新しい機能に「AirPlay」がある。

iPhone、iPad、iPodにあるデジタルメディアを、Apple TVとAirPlay対応のスピーカーにワイヤレスでストリーミングできるという機能だ。

Apple TV と連携すれば、映画や音楽もデカイテレビで再生可能というのがウリである。(我家ではなぜかテレビより Mac の画面の方がデカい…、テレビが小さいという可能性もある)

ただ、できればその逆の機能が欲しい。

すでに Air Video Server などで実現されている、Mac 内のコンテンツを iPhone や iPad でパーソナルに視聴したい、という要望に応えてくれる機能が標準で搭載されれば、個人的にはもっと嬉しい。

ま、アップルが好むのは、明るく楽しい家族団欒なイメージなんだろうが、この手のパーソナルディバイスにはもう少し暗くて陰湿でも、極々私的な楽しみに応えてくれる機能が用意されていても良いのではないか、とも思う。

少し前から始まった iTunes Store からのレンタルサービスは、価格が現在の1/10にでもならない限り利用する気も湧かないが、「AirPlay」の機能そのものは至極便利なものである。

我家では、iPod での音楽再生用に AirMac Express に接続された iPod Hi-Fi がメインシステムになっているのだが、最近のUSB ポート経由の充電しかサポートされていない iPod ではバッテリーでの使用時間でしか再生ができない状態だった。

やむなく、退役した初代 iPod touch 16GB が1日中 BGM 再生の重責を担当していた。

iPod Hi-Fi の設置場所は、視聴位置から多少離れているので、他のiPod 連中に比べれば少し大きめの液晶サイズが、再生中ジャケット写真の表示には有利であったし、なにより iPod Hi-Fi の巨大充電器としての機能が発揮される最後の iPod でもある。

大きめの液晶サイズといっても高々3.5インチなんで、ある程度離れてしまうと大したことはないんだけどね。

で、ここにきて前述の「AirPlay」である。

従来は Mac OS 上の iTune からは当たり前であったスピーカの選択が、iPhone や iPad からも可能になったのだ。

機能としては従来からあるものでも、本来の再生用ディバイスで実現されたことのインパクトは大きい。というより、なんでもっと早く実現できなかったんだろうと思うほど、ごく自然で真っ当な機能である。

手元に置いた iPad の画面に表示される高解像度なジャケット写真には、歴代のミュージックプレイヤとして、どの iPod にも太刀打ちできない迫力がある。

iPhone & iPad アプリの Remote による iTunes コントロールも魅力だが、せっかくミュージックプレイヤとしての機能も充分に持ち合わせている iPad の基本機能としては、外部スピーカに対するサポートは必修であったはすだ。

しかし、この機能とて元々は Apple TV がらみの映像を飛ばすためのオマケ機能であり、決して iPod Hi-Fi など、旧来の機種を使用しているユーザにアップルが配慮したわけでは全く無い。

ましてや価格が下がったとは言え、今となっては Apple TV より高価な AirMac Express が無いと実現できないし、より高機能な AirMac Extreme や Time Machine でも不可能な機能である。

たぶん、 やりようによっては Apple TV を利用しても似たようなことはできるだろう。

しかし、Apple TV に搭載されているオーディを端子はデジタル専用の角形コネクタなので、接続できるスピーカの適応範囲を考えると、デジアナ混合両対応の AirMac Express に比べて、価格は安いが敷居が高い。(HDMI から音声信号のみを取り出すのも面倒だし)

残念ながら、現状ではDAコンバータ搭載のスピーカシステムというジャンルにはあまり選択肢はなく、ロクでもないものばかりだ。少なくともリビングに置いてみる気になるものは、ない。

意外に知られていない事実だが、iPod Hi-Fi はこのDAコンバータを搭載した、希少なスピーカシステムである。(持ってないヤツは知らないだろうし、持っている人も少ないだろう、という意味ね)


iPod Hi-Fi 発表当時から AirTunes 機能の標準搭載を熱望してきた者としては、すでに機は熟しきって腐って落ちそうにも見えるが、いまなら現行 iPod 対応かつ AirPlay 対応の「iPod Hi-Fi 2」が登場しても可笑しくない時期といえる。

アップルなら、iPod Hi-Fi 発表当時の価格とそれほど変わらない、バカみたいに高価にならない範囲で、そんな機能の搭載は実現できるだろう。(ま、いまさらやる気はないだろうけど)


今後他社から、DAコンバータ搭載のスピーカシステムが増える可能性もないとはいえないが、現状では無駄に価格を上げてしまう可能性の方が高い。

無駄に、というのはスピーカとして音質レベル低いの製品が、AirPlay 対応というだけで、エラそうな正札をつけてのさばること、または音質はそれなりだが元々安くもない製品が、機能的な付加価値相応な対価以上にその価格を押し上げてしまう傾向を指している。
(前者はオーテクやS•NY、後者は坊主に違いない、と踏んでいるが…)

高価なモノは全て悪だと言い切る自信はないが、無駄に高いものは間違いなく悪だと思う。

そうでなくても「金さえ払えば無料です」と、訳のわからんキャンペーンを平気で展開する詐欺師紛いの電話屋商売といい、今そこに在るモノを捨てることこそがエコだ、と勘違いさせようとしている電器屋やコンピュータ屋とうまく付き合っていくのは、結構難しい。

新しいシステムへの買替喚起に各メーカは躍起なのだろうが、声高に環境保護を連呼する前に従来から在るモノを有効利用することも少しは考えやがれ、と思う今日この頃。

これは全くの個人的な見解だが、地球環境と自分の財布とどちらを守りたいのかといえば、もちろん後者だ。

iOS 4 雑感に託つけて、毎度支離滅裂な文章でした。

… ということで、ひとつよろしく。

2010年11月某日 Hexagon/Okayama, Japan