Hexagon Technocrat:2011年下半期

 

2011年下半期

 

2011年12月

[2011.12.29]

iPad ミュージックアプリの憂鬱

今年も残すところあとわずかだが、そんなこととは全く関係なく、iPad のミュージックアプリの使いにくさにはうんざりする。フィードバック済み)

Mac OS X の iTunes のように、ユーザが任意で表示方法を変更できない仕様になっていることが、諸悪の根元である。

画面下部には、プレイリスト/曲/アーティスト/アルバム/その他等のボタンは配置されているが、いずれも表示モードの選択ではなく、ソート順位の変更に過ぎない。ソート順位なんぞはわざわざボタンに設定するほどのものではなく、iTunes と同様にリストの項目名を選択すれば済むことなのに、そのような機能は全く用意されていない。

検索機能もインデックスがあればさほど必要とも思えないが、使えるのは画面右端にインデックスが並んでいる時に限られる。インデックスが無く検索機能が必要な時にはなぜか使えないという、ムカつく仕様である。

そのキャパから数千曲が格納できる iPad であるが、それを曲名のアルファベット順に並べて順番に聴きたいユーザがどれほどいるのだろう。せめてアーティストやアルバム単位でまとめて一覧表示できればと思うが、曲名一覧機能のみでジャケットすら表示する機能もない。

かといって、アーティストを選択したらしたで、複数アルバムに跨がった連続再生機能がない。複数アルバムが表示されているにもかかわらず、最初に選択した曲があるアルバムを1枚聴いたらそれでお終いになってしまうなどという呆れた仕様は、一体どこのバカが決めたのだろう。(スティーブが生きていたら、即刻クビ間違いなしだな)

ま、プレイリスト編集機能も一応備わっているし、曲の選択に関しては非常に使いやすくできているので、面倒だがわりと頻繁にプレイリストを作成して凌いでいる。

しかし、でき上がったプレイリストから再生しようとすると、これまたジャケット表示機能なしという、液晶画面の小さかった iPod 以来全く進歩していないインターフェイスである。それどころか、再生中の曲でさえ別ルートで検索した結果には、同一アルバムの同じ曲であっても再生マーカーはついていない点などは、旧来の iPod 以下である。

再生中のアルバム表示機能はあるが、アルバムジャケットの全画面表示から曲名リストヘ移行した時のインターフェイスは選択画面とは異なる黒バックで、再生中の曲名に付くマーカも曲名の右側から左側へと変化するという統一性の無さだ。選択画面のグレー背景よりは遥かにマシだと思うが、なんでこっちのインターフェイスにしないのか明確な理由は解らないし、わざわざ2種類のインターフェイスを持たせる意味はもっと理解不能である。

プレイリスト自体を選択するモードでは、写真アプリのようにそれらしくスタックされたジャケットを表示するのだが、こちらも黒バックではなくグレー背景で、プレイリスト選択が終われば縦にしようが横に向けようが、ただひたすらリストのみでまるでそっけないことこの上ない。

また、写真アプリとちがってプレイリストごとに作成されるスタックをピンチアウトしても何も起こらない。せいぜい下に隠れたジャケットが表示される程度で、それなら最初からスタックになどせず、広げときゃいいだろうが、と思わずにいられない。

ソート順位のボタンも、iPhone の様に編集機能で配置変更できるわけでもなく、邪魔なミュージックストアへ誘導するボタンを視界から消すこともできない。個人的にはよく使う、ジャンルごとの分類もアルバム・アーティストの違いはは全く無視され、曲名のアルファベット順オンリーで全く使えない。

だいたい、ひらがなと漢字の全角の間に半角アルファベットが食い込むような並び方をおかしいと思わないのだろうか?

ジャンルの選択も「その他」の末席に押しやられ、その一覧表示には例によってあのダサいジャンルアートが表示される。いっそ、iPhoto のイベントのようにそのジャンルの代表的なアルバムジャケットをユーザの任意に選択させてくれりゃ可愛げもあるんだが、前述のように全くユーザにはカスタマイズを許さないガチガチの石部金吉金兜仕様である。

唯一救いは、複数アルバムがあるアーティストを選択したときの表示で、ジャケットも表示されるだけでなく、リストをスクロールさせても次のアルバムジャケットが表示されるまでその場に残って、曲とジャケットの関連性を保とうとするという秀逸さである。iPod や iPhone ではなかった年代の表示機能まであり、デフォで年代の古い順に並べられる。願わくば、ソート順位の選択と表示モードの切替え機能つけてもらいたいものだ。

iPod、iPhone と比べて画面が大きい分、音楽再生機能が使いやすければ非常に強力なオーディオ装置の一翼を担う可能性を持つ iPad であるが、あまりにもマヌケなユーザインターフェイスに落胆させられる。同じ純正アプリである「Remote」とも全く異なるユーザインターフェイスを持たされた背景にどのような事情があるのだろうか。そもそも「Remote」自体別アプリである必要もないと思うのだが、ビデオ再生機能などどんどん分断化され使いにくくなっているような気がする。

「Remote」に関して言えば、「逆 Remote」の機能があれば、と思う。Mac から iPad をコントロールする「逆 VNC」みたいなモノで、Mac の iTunes の音楽やビデオを少し離れたところにある iPad とそれの接続されたスピーカに音を飛ばすことができて便利だと思う。要するに、Apple TV の iPad 版だな。

機能の直交性という観点からの興味に過ぎないのだが、これができるのならあれもできるだろうという単純な発想。かつて、Macintosh のユーザインターフェイスはそういうところからユーザに使いやすさを提供してきたはずだ。あれとこれは別だから…と、コマンドや機能の直交性、最近は随分少なくなったように思う。

ゲームセンターみたいなアプリを出荷時プリインストールするくせに iBooks や Find iPhone をわざわざ後からダウンロードさせてみたり、標準で時計や電卓さえも無い環境には、理解に苦しむことが多い iPad である。

ネットではすでに次期 iPad の仕様についてまことしやかに噂されているようだが、このまま安易にハードウェアの新製品で性能向上を図るより、アプリ周りの足下を見直した方が良いと思うんだけどね。

…ということで、来年もヒトツよろしく


[2011.12.25]

恒例の Xmas モード終了


サンタが来た人も来なかった人も、このまま年末年始モードへ


[2011.12.12]

恒例の Xmas モード



…ということで、Amazon & Bose もヒトツよろしく



2011年12月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2011年11月

[2011.11.30]

iPhone 4S, iPad2, iOS5, Lion, iCloud, MacBook Air, etc.

ステーブ亡き後、小ネタも無いことも無いのだが、なにか今一つヌルイというか、更新のモチベーションも上がらない。

iPhone 4S は、iPad 2 とともに十分に快適であり、取り立てて不満はない。個体差はあるようだが、アップデートによりバッテリーの消費に関しても、我 iPhone 4S は改善の兆候が見られる。

iPad 2 の、というか iOS5 上における iPad 2 の ミュージックアプリのユーザインタフェイスには不満もあるが、こればっかりはアップルが問題意識を持ってヤル気を起こさないとどうにもならないことだ。

ネットを検索しても、現状のミュージックアプリに関して不満を述べている意見は多くないようだし、たぶんそんな気もないのだろう。(優先順位が高くない、という意味で…)

ライヨンもこちらが慣れてきたせいもあって、Mac OS X そのものは安定してきているように思う。しかし、MobileMe から iCloud 移行に伴う諸々の不具合に関しては、その仕様の問題だけではなく iCloud サーバの不調によるトラブルも未だに多い。

もっとも顕著な問題としては、「どこでも My Mac(Back to My Mac)」に関する不具合である。従来、MobileMe & Snow Leopard 環境では実現されていたことが、Lion & iCloud では出来ないまたは出来ても不安定なことが多い。(どこでも My Mac って、考えてみるとなんかマヌケな名前だな)

ユーザには盛んに iCloud への移行を誘う割には、その安定度自体もうすでに末期になってしまった MobileMe に比べても見劣りする。iOS 機器が絡んでいない環境で使用しているユーザは来年6月まで引っ張った方が無難かもしれない。

巷では(というか、主にネット上の話なんだが)MacBook Air の15インチモデルの噂も散見されるが、個人的にはたぶん 1.5Kg 越えになるであろうノート型なんぞに “Air” という名称は如何なものかとも思う。おそらく、New MacBook ナントカということで新しいシリーズをでっち上げるつもりなんだろうが、機能を限定した大画面ノートにそれほど需要があるとも思えない。

それより、Thunderbolt Display の21.5インチモデルをリリースしてくれたほうがありがたい。

現行の 27インチ Thunderbolt Display は、その価格はさておき機能面においては MacBook シリーズを使用するユーザにとってはほぼ理想の形に近い。ただ、27インチというその画面サイズはちょっとデカ過ぎると思う。

確かに、昨今の高画素化されたデジカメ写真の閲覧・編集にはそのサイズが生きてくる場面は多いのだが、MacBook Air 11& 13 インチモデルを使用しているユーザにとって、何もそこまで大きくなくてもいいんだが…、という気持ちもあるだろう。

以前、MacBook (Late 2008) とともに使用していた LED Cinema 24 が快適だった(が、それほど安くはなかった)ことを考えても、そこそこのサイズでより低価格な製品に対する需要は少なくないはずだ。

部品としての共通化という観点からも、売れ筋の上位に iMac 21.5 インチモデルが存在する現状で、なぜ 21.5インチ Thunderbolt Display が製品ラインナップに無いのか、不思議なぐらいである。

これは、以前より Mac Pro や Mac mini など外部にモニタを必要とするモデルがありながら、その標準的な組合わせで実現できる理想環境に関して非常に消極的なアップルの姿勢の表れであり、バカぢゃねえの?…と、常々思ってきた問題でもある。

かつて、その安さに負けてサードパーティ製の激安モニタを Mac mini に繋いで使ったことはあるが、そのチープさといったらマックユーザとして我慢ならない品質であり、たとえ人に見られることがなくても自分が目にするだけで恥ずかしく思うことしきりであった。

いくらなんでもこれは Mac mini に対しても失礼だろう、と早々に純正島根に切替えた経験があるが、アップル製品特に周辺機器に対する価格設定が、そのような過ちを増長しているように思う。

だいたいにおいて、アップルは製品発表時には鳴物入りで革命的と自画自賛する製品であっても、その後の研鑽というかより改良・改善しようと気概に欠けるところがある。

一例、二例を挙げれば、iPod Hi-Fi や AirMac Express などだ。

2006年3月に発表された、[M9867J/A] iPod Hi-Fi:42,800円(税込)は、当時周辺機器としては珍しく、アップルのサイトでトップページを飾った数少ない製品である。

現状では、7V(FireWire)充電に対応する iPod は初代 iPod touch が最後であり、巨大充電器としても活躍の場は限られるし、パートナーとして AirMac Express が必修となる。

iOS 機器で「AirPlay」の機能を標準で搭載しながら、飛ばした音楽を受ける相方はテレビに接続しないとどうにもならない Apple TV のみであり(それもデジタルオンリーの角コネクタだ)、スピーカやサウンドシステムの類いは全てサードパーティ任せで、これまたこのジャンルにはろくな製品がないことも不満を加速する要因になっている。

AirMac Express などは、2004年6月発表の [M9470J/A] 以来 2008年3月に一度だけ [MB321J/A] に更新されて以降音沙汰無しである。

比較的頻繁に更新されている AirMac Extreme には音声出力など付ける気はさらさら無さそうな現状では、より小型軽量化された AirMac Express が望まれるところであるが、そのようなユーザの声は絶対にアップルには届かないようになっているらしい。

とりあえず、現状の製品ラインナップに望む極個人的要望をまとめて列挙すると以下のようになる。

1.Thunderbolt Display 21.5 または 24 インチモデル(価格は5万円以下でね)

2.AirTunes 機能内蔵で 5V(USB)充電対応の iPod Hi-Fi または iPhone Hi-Fi(こちらも価格は出来れば3万円以下が望ましいが、音質と機能によっては5万円までなら許そう)

3.小型軽量化されたデュアルチャンネル同時通信機能搭載の AirMac Express(できれば5千円程度で)

この他にも、漠然とした要望ではあるが、AirPlay 専用アダプタ(音声&映像)とか、なにかもっと iOS 機器と Mac の擦り合わせ的な製品を望みたい。

実在の製品では、初代 iPhone が登場した時ついでに発表されたやたらにデザインがカッコいい [MA817LL/A] iPhone Bluetooth Headset のリファイン復活版とか。

アップルが自ら葬り去ったモノは枚挙に暇がない。もちろん、機能・性能・価格という点で見事にすべった製品、外した製品も無いわけではないが、できれば再考に値する逸品もある。


[MA817LL/A] iPhone Bluetooth Headset

ま、一個人の見解に限れば「こうすりゃいいのに」と思うことは多々あるメーカであるが、いろいろ大人の事情もあるんだろうなあ。

しかし、こうしてみるとこのサイトの更新意欲というのは、アップルに対する不平・不満や怒りといった、いわゆるひとつのネガティブなパワー、負のチカラみたいなものに依存していることをひしひしと実感する今日この頃、である。

…ということで、来月もヒトツよろしく


2011年11月某日 Hexagon/Okayama, Japan


2011年10月

[2011.10.25]

iPhone 4S ...... and MacBook Pro
で、意外なことに発売開始当日に運良くゲット。

予約時点のゴタ付きが嘘のように感じられるほどで、白の64ならたぶん少ないだろうという選択が功を奏したのかとも思ったが、その後の情報では何とこちらも意外なことに、白の64が一番人気らしい。

やはり、「スティーブへの供養」と考えたギークが少なくなかったと見えて、平時の売れ筋とは多少異なる売れ方をしているようだ。

事前に Mac で MobileMe アカウントを iCloud へ移行しておいたので、設定作業はことの他スムーズに完了した。iOS5 へアップデートした iPad 2 の方が手間がかかったぐらいで、呆気ないほどである。

使用開始から一年と少したつ iPhone 4 に対する不満といえば、今年始めに発表され、すったもんだの挙句ちょうど iPhone 4 から一年後あたりにゲットした Pad 2 の動作に比べて若干のもたつきぐらいだったのだが、対 iPad から2割程度クロックダウンされているとは言え、動作は頗る機敏でさすがに速い。

が、iCloud のせいか、格段に増えた通知処理のせいか、Wi-Fiシンクのせいか、こちらの発音のせいであまりにも会話が成立しない「siri」との不毛なやり取りのせいか iPhone 4 との単純比較ではバッテリーの消耗が早い。おかげで、出先では iPhone 4 を使用していた時にはほとんど出番の無かった、エネループモバイルバッテリーが大活躍というあまりありがたくない状況である。

機敏な動作に加えて、以前から取り立てて不満があったわけでもないが、その使い勝手とより明るく高画質になったカメラ機能には驚かされる。個人的な見解では、携帯電話と一眼レフの隙間はほぼ埋め尽くされたと言っても過言ではない。もう撮像素子の小さなカメラには全く興味が失せること必至で、撮りたい時に持っているかというシャッターチャンス的な視点まで考慮すれば、凡百のコンパクトカメラには完全に引導を渡したと言えるだろう。

それにつけても最近の高級コンパクトというジャンルの製品、たいした画質でもないのにバカみたいに高価だ。 価値観は人それぞれということに異論はないが、あんなモン買うぐらいなら、一眼レフのエントリーモデル買った方がはるかにマシと思う。

前述の「siri」に関しては中々の萌えキャラであることを含めてネットで話題になっているようだが、来年の日本語化まではせいぜい発音の練習台として相手になってもらおう。

そういえば、iOS5 へアップデートした iPad の iTunes というかミュージックアプリが使いにくくなっている。Safari のタブブラウジング機能も iPad には以前のようなトップサイトもどきの方が似合っていると思う。確かに機能的ではないのだが、なんとなく使いやすかったので機能選択で切替えが出来るとありがたいのだが。

ただ、ミュージックアプリはそんな何となくのレベルではなく、ボタンや再生位置を表す唐突に赤い縦棒など、ハッキリ言って醜い。測定器よろしく赤針採用するんなら、背景デザインからクロノチックにやり直すべきだろう。またそうかと思えば、シャッフルやリピートなどのインジケータからは色が消えて一体どっちが選択されているのか一見して判別しづらいなど、 UI デザインからして劣化している。


ボリュームのツマミなどは70年代の SONY TA-1150 を思い出すデザインだ。かつて使用していたこともあり、個人的には嫌いではないが、どうせパチるんなら TEAC C-3 あたりするか、いっそ直球で McIntosh にトリビュートというのも一興だと思うな。

プレイリストを選択した時のスタック表示をピンチしても写真アプリのようにアートワークを展開してくれるわけでもなく、選択後はただひたすらリスト表示だけというのは寂しいし、背景もライトグレイだったりブラックだったりまるで一貫性がないのもいただけない。

以前も、iTunes のアルバム表示の背景を突然白バックのみに変更し大ヒンシュクをかった揚げ句、慌てて次回バージョンアップで「明るい/暗い」の設定を追加した前科があるにもかかわらず、またもや懲りもせずに選択肢の無いこのデザインである。

参考までに、Mac OS 版 iTunes 10.5 と iOS5 版のミュージックアプリを並べてみた。(クリックで拡大表示)


マウスポインタと指先というポインティングディバイスによる違いでは、ボタンデザインにも工夫が必要だが、表示部における背景という点においては無関係であるはずだ。アプリ名も本来はミュージックではなく「iTunes」であるべきでビデオと分離させる意味はないし、App Store & iTunes はそのボタン名についている「Store」が妥当であろう。

iPad や iPone など、現在の容量からすると音楽に特化すればかなりの曲数を搭載できるキャパを持っているのだが、機能面ではそれを管理する能力に欠けていると思う。

再生中のアートワークの拡大表示では、フリップすることで曲の切替えができる様になったが、再生を始める前にもう少し論理的な絞り込みができるようにするべきであろう。要するに、Mac OS 版の iTunes では当初から実現されている、ジャンル>アーティスト>アルバムという絞り込みが、プレイリストを選択しても出来て当たり前のような気がするんだが、iPhone 版では可能なボタンの編集機能さえもないところなどを含めて、なぜこんなところで手抜きをするのか理解に苦しむ。

また、iTunes App があるんだから、わざわざ間違えて押してしまう位置に「Store」ボタンを配置するのは、あざとい商売気が露呈してみっともないことこの上ない。まるで有料サイトへ誘導目的のおためし無料アプリを使わせて頂いている気分になってしまうが、ミュージックアプリは iOS 機器の代金に含まれている標準機能なんだから、決して無料などではないはずだ。

てなことを書いていたらアップル、火曜日でもないのにMacBook Pro シリーズをアップデート。

10月25日午前01時45分時点ではプレスリリースも無いようで、例によってコッソリアップデートかもしれない。おおまかに見るとマイナーアップデートのようで、価格改定の色合いが強いが、目を凝らしてよ〜おく見るとプロセッサはわずかにクロックアップ、ハードディスクは上位モデルが750GBになっている。

外形デザインやサイズ的には変更が無いようで、今回もう一回ぐらいはこのデザインを踏襲するようだな。しかし、その効果はさておき、MacBook Air や iPhone 4S でBluetooth 4.0 を採用したのだから、てっきり 次回のアップデートでは全ての機種で採用されるものと思っていたのだが、Bluetooth 2.1 + EDR というのはどうしたことだろう?

たぶん、来年には光学ドライブを外してくる様な気がするが、そのときなは現行 MacBook Air シリーズにも無いようなサプライズを盛り込んでくるに違いない、と信じよう。

どうも、iCloud の無料展開以来あっちこっちで元を取ろうとしているのではあるまいか、と勘ぐってしまう。たしかに、データセンターの維持管理には膨大な経費がかかるのだろうが、ミュージックアプリのあからさまな売上至上主義的インターフェイスにはムカつくので、せめて設定で表示/非表示の切替えぐらいつけろと言いたい。加えて、iCloud がらみの諸機能について、Win では Vista & 7 両対応なのに、なんで Mac OS は Lion 限定になっちまうのか。

カネ持ってるんだから、スノレパ&モ〜ボ〜ミィであと3年ぐらいサポートするぐらいの太っ腹を見せてもバチは当たらんと思うが、これが Tim Cook CEO の財務管理能力の一端と見るなら、アップルの未来は暗い。

スティーブの法事も済んでいない時点で、こんなことは言いたくないが、やっぱ誰に対しても四の五の言わせず駄目出しができるヤツがいないとマズいんぢゃないかなあ?


[2011.10.07]

iPhone 4S [iPhone for Steve]

ということで、スティーブへの供養になればとの思いから、速攻で予約を入れておいた。(64白)

予約は受けるが、発売開始当日の提供を確約するものではないことをしつこく念を押され、SB ショップを後にする。

さすがは岡山、都会と違い初日の予約は30人程度と長閑なものであるが、もともとアップル一社からの供給量を au と折半するわけだから、単純に考えても半減する計算になる。
 いったいいつになることやら…。

発表前に噂された、複数機種のラインナップやティアドロップなキモチ悪いデザイン、背面をガラスからプラスチッキーな筐体に変えた製品など、あんなモノ誰も欲しがりはすまいと呆れていたが、もし万が一そんな製品が発表されるのなら、このまましばらく iPhone 4 を使い続ける覚悟もしていた。

個人的に iPhone 4 のデザインは大変気に入っていたので、デザインに変更がないことは大歓迎である。ネット上では、iPhone 5 ではなかったことに失望する声もあるようだが、現時点で実現できる性能・機能において、アップルがデザインを大きく変えてまで製品化するほどの、全く新しい何かを望むほうがどだい無理な話だ。

iPhone 4 の発売からまだ1年と少ししか経過していないことを考えても、今年は iPhone 4.5 (=4S) が妥当な線だと思うし、iPhone 4 自体現時点でも大きな不満はない。

ただ、初代 iPad から iPad 2 に移行して感じるのは、デュアルコア A5 のパフォーマンス改善度が大きいことだ。今後、iCloud やら iOS5 関連のサービス、Mac OS X Lion との連携を考慮すると、ネットワーク速度や処理能力に対する要求度も上がってくることは容易に想像できる。ただ尻はいかがなものか、と思う…いや、呼び方の問題なんだけどね。誰かもう少し可愛い名前を考えてはくれまいか。(HAL になれるか Racter で終わるのかは不明だが、結構遊べる。いっそユーザが独自に命名できる機能でもあれば、かなりアブナイ世界に…)

その外観デザインも含めて、もともと完成度が高かった iPhone 4 に磨きをかけて、より理想に近づけることこそが今年の課題であるとしたアップルの判断は十分に評価できるし、まだ現物を手にする前から断言できることでもないが、つぶさに仕様を見れば一概にマイナーチェンジとは言えない改良も施されているように思う。

中身がたいして変わらないにもかかわらず、ただ目先を変えるためにデザインを変えてみたり(たいていは、元のデザインが良ければ良いほど、マイナーチェンジによって崩れてくる場合が多い)、あらゆる要求にすべて応えようとしてポリシーの無いラインナップを揃えてみたり、と他社製品にはよく目にするパターンであるが、そんなもので喜んでくれる顧客を相手にしているメーカはある意味ラクである。

アップルもそのような顧客に取り入るつもりがあるのなら、今回の iPhone 4S も多少デザインを変えて iPhone 5 という名称を与えれば済んだはずだ。実際中身は、iPhone 5 という名前でもかまわないんぢゃないかと思えるほどの改良はされているが、その全てがハードウェアとしてのスペックシートを見ただけで判断できるものばかりではない。

プロセッサの処理能力を超えた高画素(≠高画質)カメラを搭載した携帯電話がいかに悲惨なモノか(巨大な汚物を生成するだけね)、マニュアルを参照しないと音楽を一曲聴くこともできないような代物は、某ソニーの携帯で経験済みである。

毎年毎年、飽きもせずに発表される春夏モデルやら秋冬モデルに慣れた連中には、内容はさておき外見が変わらないこと自体が悪に見えるのだろうが、裏を返せば、1年やそこらで変更するようなデザインなら、出す前にもっとよく吟味しろと言いたい。

過去を振り返ってみても、一度世に送り出したデザインは最低でも2〜3年は変更しないのがアップルである。中でもよっぽどの自信作というか、気合いが入った製品はもっと長い。

したがって、使い捨てのデザインとその乱造に何の抵抗も感じないのなら、アップルはやめておけ…と、たぶんスティーブなら言うだろうな。(合掌)


[2011.10.06]

スティーブ・ジョブズアップル会長が死去
ご冥福をお祈りいたします。


とりあえず、準備をしてなかったので何も書けません。


…ということで、ヒトツよろしく


2011年10月某日 Hexagon/Okayama, Japan

2011年09月

[2011.09.19]

謎の多い仕様変更:その後

前回、ファイルのコピーオプションについて、あまりに腹が立ったのでろくに調べもせず書き散らかしてしまったが、どうも「両方ともファイルを残す」という仕様には複雑な事情が隠されているようだ。

何のことかというと、ライヨン上でも「置き換えない」を表示させることはできるのだ。

コピー対象が全て書類などのファイルである場合にかぎり、例の「両方ともファイルを残す」という表示になり、フォルダが一つでも含まれていると「置き換えない」が表示される。

いろいろやってみたが、どうやらこれは同一ボリューム内でも、別ボリュームからでも変化はないようなので、単純にコピー対象が何かによって表示オプションを変更しているようだ。(無駄に凝ったことすんなよなあ)

このことから、大量のファイルをコピーまたは移動するときに「置き換えない」を表示したければダミーのフォルダを一個ふくめてやればよい、ということになる。(やれやれ、である)

しかしその逆、つまりフォルダとファイルが混在した対象で「両方ともファイルを残す」を表示させる方法というかウラワザは、今のところ発見できていない。(何の意味があるのかわからないが、一応コマンドの直交性という観点からね)

ネットで「両方ともファイルを残す」を検索してみると、この仕様変更を「改善された項目」として捉えている人もいたり、中には同一階層内に同じファイル名が存在できないことを欠点のように考えている連中もいる。

内容が全く違うのにファイル名が同じで困らない、という人の心理は個人的は全く理解できないが、内容が同じでファイル名が違うよりマシと考えるのだろうか?

ま、私はどちらも御免被りたいが、人によっては何が喜ばれるかわからないものである。

ちなみに、重複ファイルの名前を表示しない手抜き仕様は、いつの間にか改善された。たぶん9月10日頃のアップデータで、何かのついでにこっそり修正したんぢゃないかと思うが、アップルからこの件に関して公式発表はない。(たぶん)

だんだん良くなる法華の太鼓状態でこのまま精進を続けてくれりゃあ、来年の今ごろにはライヨンも快適になるだろう。と、エラそうに総括するにはまだ早いが、…。

先日来、アップルジャパン(株)解散消滅の話題をあちこちで見かけるようになったが、アップルジャパンが Apple Japan になるだけで、あまり期待はしないほうがよいと思う。

が、もちろんあまり落胆する必要はもっと無い、…かな?


[2011.09.02]

謎の多い仕様変更

この使いにくい iWeb での更新をいったいいつまで続ける気力が維持できるかわからないけど、その日が来たら真先にお知らせするつもりです。

なんちゃって。

しかし、マジで気力が失せそうな今日この頃、まことに腹立たしいライヨンの仕様変更について一席。

ファイルのコピー、または移動をしようした時、対象となる階層にすでに同名のファイルが存在する場合は、その処理方法を選択するダイアログボックスが表示される。

この処理方法の選択内容が、今回変更された。それも大バカヤローな選択内容に、…である。

従来のスノレパまでの選択肢は、「置き換える・中止・置き換えない」の三択に、「すべてに適用」というオプションを加えたものであった。

Snow Leopard

たとえば、いくつかのファイルが重複している場合、コピー先のファイルを優先して重複していないファイルのみをコピーまたは同一フォルダにまとめたい時などは、すべてに適用にチェックを入れて「置き換えない」を選択すればよい。

また、更新目的で「置き換える」を選択する場合は、事前に適当なラベルカラーでも選択していれば、色によって置き換えられたファイルとそうでないものの識別も容易で、比較的よく使うファインダの便利な機能である。

ところが、なにを血迷ったのかライヨンでの選択肢は、「置き換える・中止・両方ともファイルを残す」である。

その上、重複するファイル名さえも表示しようとしない手抜きぶりで、一体何をユーザに伝えようとしているのかわからないが、単なる警告であり、何も伝えるつもりはないのかもしれない。

OS X Lion

その結果、「両方ともファイルを残す」を選択しようものなら、「〜のコピー」というマヌケなファイル名のついた大量の重複ファイルの出来上がり、となる。

古くからのマックユーザの間では、「名称未設定」と並ぶ恥ずべきファイル名であり、パワーユーザ度(≒ファイル管理能力)を測る指標として、この二つを検索すればだいたいわかるという、忌まわしきファイル名でもある。当然「名称未設定のコピー」などは言語道断であり、自分の管理下にはただのひとつたりともあってはならぬ、…と考えているギークは多いと思うな。

この場合、「置き換える」を選択すれば少なくとも重複は防げるわけだが、同一ボリューム内の移動ならいざ知らず、別ボリューム間でギガバイトオーダーの動画ファイルなどをまとめようとすると、とんでもない無駄な時間と領域が浪費されるのだ。

だいたい両方ともファイルを残すぐらいなら、最初っから別の階層にコピーまたは移動するに決まっているだろう。勝手に変更をされたファイル名を修正するという、余計な作業を強いられるだけでなにもメリットは見いだせない。

はたして、どんな状況を想定しているのだろうか?また、なぜ従来の選択肢をわざわざ変更する必要があったのだろうか?とりあえず、 250箇所、なんでもいいから変えてみたかったのか?

こんな例はほんの一部に過ぎない。ライヨン特有のいったいなにを考えているのかわからない、数多い謎の仕様変更の一つである。


あちこちのアップル系ニュースサイトでは、スティーブ不在のアップルの将来についていろいろ取り沙汰されている。

最高経営責任者から会長にステップアップしただけなんだから、そんなに変わるわけねえだろう、と個人的には高をくくっているのだが、なにせ本社内のカフェテリアのメニューやら、社員の通勤バスの運行管理にまでに口を出す御仁である。

その影響は今年初めの健康上の理由で休職した時点から、もうすでに出始めていたのではないか。そんな、新たな心配の種を感じさせる材料、実は探せばあちこちにある様な気がする。

ま、まいどおなじみ重箱の隅的な話ではあるが、CEO 辞任後のスティーブの一日がこんなだったら、何も心配はないけどね。

ところで、会長はライヨンは使ってみたのかい? …と、聞いてみたいものだ。

…ということで、今月もヒトツよろしく


2011年09月某日 Hexagon/Okayama, Japan


2011年08月

[2011.08.25]

ついに来たか
Apple Press Info

残念ながら、ついにその日が来てしまった。

(以下、よそんちから引用)
アップル取締役会およびアップルコミュニティへ

私は以前から、アップルの CEO として自分の職務を果たせず、期待に応えられない日が来た場合、最初に皆さんにお知らせすると述べてきました。

残念なことに、その日が来てしまいました。

私はここにアップルの CEO を辞任します。

取締役会が認めてくれるのであれば、取締役会会長、取締役、アップルの従業員として留まりたいと思っています。後継者計画に従い、私はティム・クック氏をアップル CEO に指名することを強く推薦します。

アップルの未来には輝かしく、革新的な日々が続くものと信じています。そして、新たな立場でその成功をを見届け、それに貢献したいと思います。

私はアップルで、幾人もの生涯の友を得ました。私は皆さんと共に長年働くことができたことに、心から感謝しています。

スティーブ

*

天気予報みたいな暇ネタを書いている場合ではなかったのだが、…だいたい、ロクでもないネタを書いているとアップルから重要な製品発表があったりするのは、従来からのパターンというかお約束のようになっている。

会長職(常々よくわからん役職の筆頭なんだが、出勤しなくても金がもらえるってこと?)には留まるそうなので、権力を手放す気はさらさら無いようだ。

ちなみに、会長になっても年棒1ドルなのかどうかは不明。

ま、アップルの会長という、もうこれ以上はない上から目線で、今までどおりブイブイ言わせてくれるものと期待しよう。

[2011.08.24]

天気予報
Mac OS X Lion ver. 10.7.1 (11B26)

最初のマイナーバージョンアップが行われたライヨンであるが、相変わらずモ〜ボ〜ミィやら iWeb がらみの不可解な挙動は改善されないどころか、どんどん不具合を連発している。(同期息切れ眩暈)

Mac OS X Lion とは直接関係ないが、ダッシュボードの天気予報(Weather)の設定で出雲(Izumo) で検索をすると、島根県出雲市ではなく新潟県三島郡出雲崎町しか表示されない。

県庁所在地である松江市に次ぐ県内で2番目、山陰地方では4番目の人口を抱える総人口 143,521人、面積 543.48km² の出雲市をさしおいて、総人口 4,866人 面積 44.38km² の出雲崎町(いずもざきまち)が、…である。

出雲崎町といえば良寛の出生地であり、松尾芭蕉の奥の細道にも登場し、ジェロの海雪の舞台にもなったそうだが、出雲市にだって出雲大社や日御碕神社があるし、かつては天照大御神や竹内まりやが住んでいたこともあると聞く。

で、どうやっても出雲市の天気予報を表示させることが出来ないのだが、松江が近いんだからそれで我慢しろということだろうか。

最新の Mac OS がインストールされたピカピカの Mac を購入して、ダッシュボードを設定するご当地出雲市在住のマックユーザはムカついていると思う。

単にヤッホ〜がバカやろうなだけといえばそれだけのことなんだが、OS に標準添付されている機能としては、その恨みは必然的にアップルに向けられることは避けられない。

たぶんその気になって探せば、なんでオラが町の設定がねえんだ、というユーザは少なからずいると思う。

天気予報系に限らずダッシュボードのウィジェット(Widget)なら、アップルのダウンロードページに多数掲載されているので、上記に該当する方は以下を参照のこと。

ご参考:http://www.apple.com/jp/downloads/dashboard/information/

ま、別に新潟県に恨みがある訳ぢゃないし私自身出雲市民であったこともないのだが、何事もバランスには配慮してほしいものだ。

[2011.08.11]

祝:株式時価総額、世界一

いやあ、ついにやりましたなあ。

株の世界なんぞよくわからんが、なんでも世界一といえばたいしたものだ。記念事業などとは無縁の企業体質だから、それが何か、ってなもんだろうけど。

しかし、アップルの歴史を知る者にとっては、あまり業績が好調になり過ぎても不安になる。だいたいが、マイナーでニッチでネガティブなパワーで技術革新を実践し、尻に火がつきそうなビハインドな状況でこそ力を発揮するような企業なんだから、あまり余裕が出来過ぎ君になるとロクでもないことをやりだすのが心配だ。

アンチからは、そろそろ大コケな何かをやらかすのではないか、と期待を集めているらしいが、ひょっとしてそれは、ライオン? 巨大データセンター?それとも、宇宙船の新社屋? …はたして、なんだろうか。

この好調な業績もスティーブの帰還以来では、初めてのことなのでだいぢょうぶだとは思うが、いちおう現在は名目上、療養中のため不在ということになっているわけだし。

何処にいようと構わないが、目だけは光らせていて欲しい。せめて、当面の課題である iCloud がまともにスタートするまでは。

もちろん、その後は元気に復帰して、あんな案件やこんな懸案事項など、今まで以上にブイブイいわせてくれるものと信じている。

[2011.08.09]

画面サイズと解像度

MacBook Air (Mid 2011)、巷で評判が良いようだ。

主要メディアの記事では、主にハードウェアスペックに関する称賛が多いようで、前モデルとの比較で語られることが定番のようになっている。

また、新しいモデルの比較でも、ディスプレイサイズを筆頭にやはりハード面ばかりを比較することで、無理やり用途別に分類しようとする傾向は相変わらずで、あまり新鮮味はない。

もっと、新 OS X Lion との組合わせにより得られるメリットなども、総合して評価されるべきであると考えるが、まだそのような切口で書かれたものは少ない。

かえって個人のブログ等の方が、各ユーザごとの実際に使用感にもとづいて書かれているので、より現実的な視点のように思う。

ただ、11インチを選択したユーザは実際以上に 11インチを称賛し、13インチを選択したユーザもまた逆も真なりで、それはもうすでに視点が違うのだから致し方あるまい。

我が子が一番可愛いに決まっている。

しかし、13インチに対して 11インチの画面サイズを欠点のように語っている記事も見受けるが、これはどう考えてもおかしな話だ。

11インチモデルのメインコンセプトは、できるだけサイズを抑えて軽量化しつつも、性能面での妥協点を極力高いレベルに留める、であると個人的には勝手に解釈している。

あのサイズと重量で、13インチモデルと同等以上のサイズの画面を持った機種が現実に存在するなら、これはもうアップルの精進が足りないと断言できるが、無い物ねだりの駄々を捏ねてもしかたあるまい。

中には、画面サイズと解像度を混同して 13インチモデルの方が高解像度であるかのような記述もあるが、解像度とはインチ当たりの密度であり総画素数や画面サイズとは無関係である。

解像度に関して言えば 13インチの約128ppi に対して、11インチモデルは iPad や MacBook Pro 17 インチモデルと同等以上の約135ppi である。結果、現状の Mac OS の初期設定では、画面に表示される文字が小さい。

[参考:画面解像度]

  Model           Size  Horizontal Vertical  ppi

  iPhone           3.5     640     960      329.65

  iPad, iPad 2     9.7     768    1024      131.96

  iMac 27         27      2560    1440      108.79

  iMac 21.5       21.5    1920    1080      102.46

  MacBook Pro 17  17      1920    1200      133.19

  MacBook Pro 15  15.4    1440     900      110.27

  MacBook Pro 13  13.3    1280     800      113.49

  MacBook Air 13  13.3    1440     900      127.68

  MacBook Air 11  11.6    1366     768      135.09

  LED Cinema 27   27      2560    1440      108.79


しかし、これは一概に欠点ではあるとは言えまい。単に設定を変えればいいだけのことだ。

私の場合、Safari や iWork、テキストエディットなど文字の表示サイズが関係するアプリの設定は、従来ヒラギノ明朝14ポイントを標準設定にしていたが、MacBook Air ではもうひとサイズ大きく16〜18ポイントに変更した。

境目がどこなのか個人差はあるだろうが、OS X Lion を前提で考えた場合、画面の使い方がそのサイズによって変わってくると思う。

作業の効率的な進め方という点においても、テキストエディットなどで文章を書く場合 27インチ画面でもフルスクリーンモードがベストである、という人は少ないと思う。

そのせいか(たぶん、ちがうと思うが)、現行バージョンのテキストエディットでは、フルスクリーンモードはサポートされていない。

作業に集中しやすいという点では、広大な iMac の 27インチ画面より MacBook Air の11インチの方が向いている場合もあるし、必ずしも大は小を兼ねるとは限らない。

なんでも、デカけりゃ良いってもんでもないのだ。

もちろん、デカいものにもそれなりのメリットはあることは否定しないが、実際この原稿も iMac 27 の前に置いた MacBook Air で書いているぐらいだ。傍目にはかなり滑稽な図であることはわかっているが、現実にその方が集中できるのだから仕方があるまい。

さすがに、iWeb を11インチで使うのは難行苦行の世界になるので、テキストエディットで本文だけ書いて、Air Drop を使い iMac へ「ポエッ」と送ってやる。

27インチだと iWeb でのレイアウトもラクチンで、参照ファイルや辞書の類いなどウィンドウを多く開いていても十分なエリアが確保できる。

(iWeb といえば、毎回毎回更新もしていないページまでアップロードしようとするバグには閉口する。ファイル形式の互換性の問題かと思い、iDisk 上にある当該のフォルダを削除して、再度前ページをアップしてみたがまるで改善しない。それどころか、今度は毎回すべてアップロードするだけでは飽き足らず、アップしてもアップしても公開していないページがあると警告が出る始末。もう見捨てた iWeb なんぞ修正する気もないのだろうが、このあたりもアップルお得意の手抜きといわれる所以であり、まったく腹立たしい限りである。)

そんな、使い分けで十分活躍している MacBook Air であるが、ミッションコントロールとフルスクリーンモードを駆使すれば、内容的には iMac でやる作業とほぼ同等のことが、出先でもできるのはありがたい。

以前の MacBook 13 に LED 島根24 という組合わせでは、作業環境はさておき多少パワーに不満を感じながら行っていた作業も、役割分担をキッチリ分けることで格段に効率的である。

iMac 27 は、Thunderbolt ケーブルで MacBook Air を接続すれば、⌘+F2 でいとも簡単に Thunderbolt Display に化ける。さすが純正と言わしめる快適組合わせの効果で、用途に応じた使い分けに貢献している。

一例を挙げれば、パワーと時間はかかるが、途中で積極的にかかわる必要がないビデオエンコードなどはバックグラウンドで iMac にまかせて、ディスプレイ部分だけを MacBook Air で使うといった流れである。それぞれの作業に独立したプロセッサを持つメリットは大きく、Core i7 なら大画面でももたつくことはない。

単体での使用においては前述の集中度という点に関して、iMac と MacBook Air では基本的なアプローチが多少異なる。Macに対する距離感とでも言うか、物理的な話をすれば自分の目と画面の距離が異なるのだ。

視野角にも関係するが、27インチの画面を見る場合はおのずとふんぞり返って、70〜80センチぐらいの距離をとる。ところが、11インチだと通常でも 40センチ前後、興奮してくると集中してくると前のめりで 25センチぐらいまで寄っていることもある。

画面解像度でいえば、iMac 27 インチは 109ppi 程度に過ぎないのだが、同じ設定だとファインダ上のメニューバーの文字やファイル名などは MacBook Air より iMac の方が小さく見えるぐらいで、初期設定での文字サイズは、それほどデメリットには感じない。

そのような背景により、個人的見解では 13インチに対する 11インチの画面サイズの問題など、目くそ鼻くそ以下の差でしかない、たいした問題ではないのである。

したがって、身も蓋もない言い方をすれば、自分の気に入った方を選択すれば良い。そもそも、他人の意見を参考にしようなどと主体性のないことを考えてはいけない。

たいていは、自分と同意見のバイアスがかかった記事や個人の見解に接して、誰かに背中を蹴飛ばして欲しいだけで、どうせどっちにするかはもう決まっているんだから。(私の場合は…そうだ)

どうしても物理的な画面サイズを求めるなら、13インチモデルを選択したところで問題は解決しない。

妥協などせず、思い切って Apple Thunderbolt Display を奢ってやるという力技が必要だ。

こいつがあれば、11インチでも13インチでも、たとえ 17インチであっても関係ない。なんなら、これを二台買って会社と自宅に置いておけば、大方の問題は解決する。

ついでに、MacBook Air SuperDrive と Magic Trackpad または、Magic Mouse にキーボードもこの際ど〜んと二台ずつだな。おお、ここはひとつペガサスもいっとくか、わお〜。

…と、つい興奮、もとい集中してしまったが、これなら金銭以外については無い物ねだりにはなるまい。単純に、いわゆるひとつの金で解決できる問題に過ぎないのだから。

それなら iMac 27 を二台と iPad でも買ったほうが安いんぢゃないかと、予算面において鋭いツッコミもあるだろう。また、Apple Thunderbolt Display を絡めるなら、Mac mini という選択もある。

たしかに真当な選択かもしれないが、数値だけでは測れない問題もあるし、だいたいそれでは話が面白くならない。

たとえば Mac mini、13インチモデルに着目して重量だけ比べると Mac mini の方が軽いが、あまり持ち歩く気にはならないと思う。用途にもよるが、スペックシート上の数値だけではわからない「持ちにくさ」という局面も考慮に入れなければならない場合もある。

たしかに、費用面では多少のデメリットもないわけではないが、データの共通性を持たせるのは楽だし、ご本尊を持ち帰ることで、セキュリティ上の問題もある程度解決できる。(通勤途中で紛失、というのはこの際ナシね)

加えて、出先での作業も含めたモバイルという観点から iPad ではいまひとつという方は、マジで検討してみる価値はあるだろう。

ま、iCloud のサービスが始まったら、両者の違いは微妙かもしれないけどね。


[2011.08.07]

スペック

なかなか理想に近づかない MacBook Air、今回も価格の割にイマイチなスペックである。

たしかに、以前のような高価格な割に貧相なスペックから、そこそこな価格で赤貧もとい清貧なスペックに変化はしたものの、はたしてこれがアップルの考える最良の製品なのだろうか?

てな書き出しで、昨年10月に MacBook Air (Late 2010) モデルが発表されたとき、そのスペックについてひとこと文句を書いてやろうとしたのだが、結局その原稿はボツにした。

新製品発表後の今、こんなことを書くとネット業界でよくある釣りの記事みたいだが、ネガキャンを展開するつもりは毛頭ない。

2006年当時、PPC から Core Duo、Core 2 Duo に移行された後、2010年までの4年間は目立ったクロックアップもなく、大きく処理速度が改善されないプロセッサであったが、昨年の Mac mini を最後に、徐々に新しい Core i シリーズが採用され始めた。

一般ユーザレベルには、SandyBridge や Nehalem はおろか、マルチコアとマルチスレッドの違いもよくわからん話だが、アクティビティモニタの CPU の欄を見れば、なんか数が多いぞという程度には理解できる。

振り返ってみれば Mac mini という機種、最初のモデルも PPC G4 だったり、Intel プロセッサ移行後も Core Duo や Core solo だったりと、毎回不遇な扱いを受けている。

たぶん、製品発表のタイミングだけの問題だと思うが、アップルとしてもテストケースとして実験台にしているのではあるまいか、とも思える。

最近のアップル製品の中でも、筐体デザインが刷新されたからといって、おいそれとは手を出せない危ないモデルの代表になっている。(去年手を出してしまったけど)

たとえ中身が大きく変わってもデザインは変えないというのは、ウラをかえせば前回、中身がたいして変わらないのにデザインを大きく変えたから、必然的に起こり得る事象なのかもしれない。

とりあえず、昨年は買えもしないモデルについてあまりボロクソに貶すのも如何なものかということで、ボツにした MacBook Air であるが、全部入りの Mid 2011 モデル、とても快適ですハイ。

その一端を OS X Lion の新しい機能が担っていることは間違いないのだが、iPad と比較するたびに、Mac OS が過負荷になり過ぎているような気がしてならない。(火事が燃える的表現だな、こりゃ)

今後のアップデートでは、せっかくのハードウェアスペックを OS が食い潰してしまうことのないよう研鑽に心がけて欲しいものだ、…と、一応年寄らしく苦言を呈しておこう。

しっかしぶっちゃけ、iPad と MacBook Air 2枚持って出ても、以前の MacBook 13 インチよりまだ軽いんだから、恐れ入る。

何気なく2枚と書いたけど、ホントに2台でなく2枚という感じだからね〜。

わお、8月号すげえな、ちょと飛ばし過ぎの感ありの、もう四記事めだぜぃ。


[2011.08.06]

ライヨン:もう少し

何やかやで、前回、前々と OS X Lion の欠点ばかりを書いてきたが(ていうか、毎回だけど)、あたりまえだが良い点もないわけぢゃない。

良いところがなけりゃ、誰もこんなもんインストールしない。

で、今回はライヨンの良いところを、もう少し。


[スポットライト(Spotlight)について]

従来検索結果には、ファイルサイズに関する項目が欠落していたが、今回からやっとサポートされた。

ファインダ上でのファイルサイズ計算は相変わらず遅いものの、検索項目にファイルサイズによる設定がありながら、結果にそれを表示しないなどという不条理な仕様は解消された。

しかし、ファイル情報に関する項目中でも、重要な要素と思われるファイルサイズの取得に、なぜかように手間がかかるのか、理解に苦しむ。事実、サイズで検索できるのだからインデックス作成時に、そのての情報はデータベース化されていないはずはないのだが。

だいたい、コピーする時にファイルサイズは表示されるにもかかわらず、ファイル情報として参照しようとすると、どうしてあのように待たされるのか。

ファインダでファイル情報を取得するのはまるで、役場の窓口で何かの手続きをしているような気分にさせられる。

おっと、良いところを書くつもりが、またいつもの癖で、…。


[ショートカットについて]

ショートカットの設定とコンテキストメニュー(右クリで表示されるサブメニュー)には関連があるようだ。

システム環境設定内のキーボード項目にあるショートカットに関する項目には、眩暈がするほど選択肢が与えられている。およそ、選択肢がないと文句をいう輩に対して、嫌がらせとしか思えないくらい数多くの設定項目があるが、それでも分類されているだけ、”Spotlight” の検索属性の設定よりは幾分マシである。

明確な理由は定かでないが、なぜかライヨンでは “Spotlight” のチェックがデフォで外されている。このチェックを戻すことで、件のコンテキストメニューに “Spotlight” が表示されない問題に関しては、一応解決する。

マイファイルを優先したいための誘導だと察するが、過去のインターフェイスとの繋がりにも多少配慮して欲しいものだ。

そして新たにデフォルトで追加されたのが、「スポークントラックとして iTunes に追加」という、日本語圏のユーザにはあまり意味のない機能である。

スポークントラックとして…云々は、以前からサービスメニューに存在はしていたが、チェックは入っていなかった。

もとより、シンプルテキスト時代から伝統的に存在する意味無し機能であり、ローカライズする気がないなら、これ見よがしにわざわざ入れる必要もないだろう。

で、まさかと思い、システム環境設定のスピーチにある「テキストの読み上げ」を開いてみたら、なんと日本語のキョウコさんが選択できるぢゃないか!

一瞬、京都さんかと空目したが、まちがいなく “Kyoko” さんである。

なぜか、プリインストされていないので、選択してからダウンロードが始まる。少し時間がかかるが、設定後アプリを起動し直すと、ちゃんとしたタドタドしい日本語を話してくれる。

あまり長文は得意ではないようだが、これは、ちょっと感動。
(アップルジャパンもやればできるぢゃないか)


[再開/オートセーブ/バージョンについて]

新 OS での一番のウリである(ハズ)のファイル管理システム

従来の、というか過去何十年にもわたって、コンピュータソフトウェア上では当たり前であった、ファイル保存の概念を全く変えてしまう、…かもしれない、鬱陶しくもありがたい機能。

この厄介な機能の挙動をまとめると、要するに新規に作成された書類は、それを閉じる時に「保存しない」を選択しない限り必ず保存される。

ライヨンでは書類を閉じるという行為にも、新たな定義が必要になる。

書類を開いたままアプリを終了しても、システムを終了しても、たとえ電源を落としても、もっといえばたとえ停電になったとしても、そのアプリケーション上で閉じない限り、書類を閉じたとは認められない。

すなわち、作成をはじめてから一度も保存したことのない書類、または修正をしてから一度も保存したことのない書類もすべて、勝手に保存される。

ファイル名なんぞ、あろうが無かろうが関係ない。

アプリ終了時も、システム終了時も、編集途中の書類を開いたままであったとしても、「変更を保存しますか?」などとは、絶対に聞いてこないのだ。

それでも、次にそのアプリを立ち上げると亡霊のごとく開かれてそこにある、という不気味な怨念をもった機能である。

この保存したことのない書類を削除しようにも、ユーザの見えるところにはファイルとして存在しないから、捨てることも出来ない。どうしても捨てたい場合は、書類を閉じるしかない。そこで「保存しない」を選択すると、やっと成仏してくれる。

気味が悪かったら、あえて名前を付けて適当な場所に保存してから、ゴミ箱に持っていき、「確実にゴミ箱を空にする」を選択するのも良いだろう。(無駄なプロセスだけど、心理的には多少、…)

また、一度でも保存した書類はどのように編集加工されても、閉じない限りまた開かれるし、閉じる場合も保存するかどうかは聞かれない。

気休めに、⌘+Sで保存してやれば、その時の状態をひとつのバージョンとして記録され、気が変わったら、いつでも以前のバージョンに戻すことができる。

これは、以前メモ用紙アプリの絶対条件に何度か書いてきたことをほとんど網羅している。 テキストエディットで保存したテキストファイルが、プレビューで開ければドロワーもどきもあるので、メモ用紙の代用ができそうなものだが、残念ながらできない。

しかたがないので、クリッピングテキストをメモフォルダというフォルダにまとめて、検索をかけることで代用しているが、ページの概念がないからイマイチである。

しかし、こんな甘えんぼうさんな環境に慣れてしまうと、古いシステムは恐ろしくて使えんなあ。

ま、オートマでパワステ・パワーウィンドウ、ABS とエアバッグにトラクションコントロールまでついて、おまけに電池で動くような車でないと乗れないというのに似ている。

ちなみに、私の車には上記のどれひとつさえも付いてない…、余談である。


現状では、いまだ iMac では大画面を生かして極力従来の機能の延長で使い、MacBook Air では積極的に新しい機能を享受する、といった使い分けをしている。

まだまだ、掘り起こせていない機能も多々ある現時点では、欠点ばかりが目立ってしまう。

しかし、明らかにバグと思しきロクでもない挙動も散見されるものの、いずれそのうちに、たぶんフィックスされると考えれば、なかなか革新的な新 OS ライヨンである。

コイツに慣れてしまうと、もう後戻りは難しいかもしれない。


[2011.08.04]
[08/06:追記][08/18:追記]
ライヨン:その後のあと

何やかやで、着陸点どころか、墜落を回避するのがやっとで、もう不時着しかない状態であるライヨン。

そういえば、10年ほど前にもこんな気分になったのを思い出す。

忘れもしない 2000年10月21日、新宿高島屋で購入した Mac OS X Public Beta を持帰り、早速インストールした時の感覚と似ている。

え〜っ、なにこれ?こんなモン使いものになるのか?

ま、あの時ほどのショックはないが、早々に Mac OS 9.2.2 に戻した憶病者も周りには何人かいたのは事実だ。

フルバックアップが入っているハードディスクをぼんやりと眺めながら何度か、スノレパに戻すなら早いほうがいいよな、いろんなデータが更新される前に戻したほうが面倒がないよな、とりあえずライヨンは外部ドライブにでも組んでおいて当面はスノレパな環境で…。

いやいや、そんなことでどうする。これからの10年の入り口に立っているんだから、後に引くわけにもいくまい。ここはヒトツ、勇猛果敢にジャングルの奥深くまで前へ前へ、である。

てなわけで、頭をよぎる不安と後ろ向きな誘惑を跳ね除けて、タイムカプセルも再設定しました、新しいライヨン環境で。

ライヨン総括:

OS X Lion にしてよかったこと
◎MacBook Air での操作性向上(対スノレパ比較)

以上

OS X Lion にしなけりゃよかったこと
●動作が緩慢(対スノレパ比較)
●UI デザイン上の機能後退
●設定項目における矛盾および不一致
●相変わらず改善されていない点が多い
●初期設定での不可解なトラブル
●MobileMe 関連の非互換性および操作性の悪化

上記以外に多数あり(以下後述)

以下、都合により別ページへ...つづく


[2011.08.03]

ライヨン入り MacBook Air

何やかやで、ストライクゾーンのド真ん中に豪速球を投げ込んできた、MacBook Air 11。

どこかに、買わない理由を探して苦労している御仁もいるようだが、たしかにデザインを刷新した前モデルをポチってしまったユーザにとっては、悩ましい選択であろう。

アップルが外装デザインを変える時は、それはもう一大事なのだから、行ってしまえ的なことを書いたことがあるが、実は2008年頃から若干変化しているのも事実だ。

なにせ、MacBook (Late 2008) で画期的なウニボデーに惹かれ、FireWire もないことに目を瞑ってポチったら、1年も経たないうちにプロというイカガワシイ名称変更を伴って、見事全部入りを出された経緯があるのだ。

したがって、その年の初めに発表された MacBook Air が MacBook (Late 2008) ともにわずか9ヶ月でマイナーアップデートされたことも記憶に残っている。

そのときからの教訓は「2番目を狙え!」である。

と、いっても当時は脱デスクトップ、ノート型+外部ディスプレイがターゲットであったため、同じ13インチディスプレイを持つ MacBook Air 自体は視界から外れていたのだが。

俄に視界に飛び込んできたのは、何を隠そう11インチモデルからなのだ。しかし、前述のとおりあまりにもお粗末なそのスペックは、熱い購買欲を消沈させるだけの冷気を持っていた。

ところが、兄貴分の MacBook Pro ファミリーの連中が軒並みパワーアップされ、これは次期 MacBook Air にも期待が持てる気配が漂い出した。で、ド真ん中に豪速球である。

こいつを、三年待ったのだからこれはもう行くしかあるまい。

SSD の価格が思った以上には下がらなかったが、下位モデルのメモリ、SSD は言うに及ばず VRAM までケチられた不遇な仕様から、それを選択する可能性は消えた。

また、後からの増設に門戸を閉ざしたかに見えるその仕様では、焦点はどこまで行くのかだけに絞られる。さすがに、SSD の価格が安くない、って待てよ、Core i7 て SSD 増設の半値ぢゃん。

視点を変えると、見えなくてもいいものまで見えてしまう。

で、結局典型的な全部入りで価格は、ツルシの MacBook Pro 13 も iMac 21.5 の上位モデルをも超えてしまう始末。

ま、ライヨンプリインストでもあるし、巷の評判も良さそうだし、後悔は後でするものと相場は決まっているんだから、ま、いいか。

MacBook Air 11インチモデル選択にあたって、一番危惧されたのがその狭い画面だ。

狭いといっても、以前使用していた Mac Book 13 の1,280 ピクセルに対して 1,366 ピクセルあるんだから幅方向に関しては、広くなっている。

しかし、縦方向のマイナス 32 ピクセルは数値上 iPad の短辺程度しかないし、いざとなれば縦横の方向転換ができる iPad に比べても不利である。加えて、メインで使用を始めた iMac 27インチの 2,560×1,440 ピクセルという無駄に広大な画面との差は大きい。

画面の大きさに関していえば、たかだか 1,024×768 ピクセルしかない iPad だが、Mac と比較して一番メリットを感じるのは、その画面をいとも簡単に縦横どちらでも使えることの威力だ。

物理的な画面サイズだけでは測れない、圧倒的とも言える iPad の魅力は、Mac に戻ってみて初めて気付く。

OS X Lion には、MacBook Air をそんな iPad に少しでも近づけようとする気概のようなものを感じるのだ。

が、まだまだであることは致し方あるまい。

それでも、マルチトラックパッドを基本操作をマスターすれば、かなり使い勝手が向上する。iMac ではなんのために使うのはよくわからないフルスクリーンモードもミッションコントロールとの組み合わせにより、そこそこ快適である。

文字の大きさこそ、老眼にはキツいサイズであるが、ピンチズームによりなんとか回避できる。(この場合のピンチとは、緊急時という意味でも話はとおるな)

Core i7 と SSD256GBを奢ったおかげで、出先でも iMac なみのパワーと、OS X Lion ならではのファイル管理能力の一端を享受できるのはありがたい。まだ、慣れない部分は多々あるけどね。

それに引き換え、メイン機である iMac 27 ではイマイチ、イマニな OS X Lion である。

詳細は、後ほど。

…ということで、今月もヒトツよろしく


2011年08月某日 Hexagon/Okayama, Japan


2011年07月

[2011.07.28]
[07/31:追記]
ライヨン:その後

何やかやで、都合4〜5回ほど初期化インストールを繰り返してみたものの、未だに着陸点を見出せないでいるライオンズ。

ズ、というのはライオン同士で実現できる機能(たとえば、Air Drop とか、Air Drop とか、Air Drop とか…)をためして見るためには、複数台の Mac にインストールしてみる必要があるからだ。

事前に明らかになっていた、旧ソフトが使えないことはあたりまえとしても、どう考えてもこれはバグだろうと思える現象が多過ぎるような気がする。

新しい機能については、まだまだこれからという視点で評価されるべきであるが、従来から実現されていた機能までがマトモに動作しないことにも閉口する。

唯一、アップデートしてよかったと感じたのは、スクリーンセーバで iTunes Artwork を選択した時、表示されるジャケットにポインタを重ねると再生ボタンが表示され、当然のことながら再生が始まることだ。

ずいぶん以前、たしか最初に iTunes Artwork がスクリーンセーバに登場した当時のグチに、ぜひ再生できるようにして欲しい旨、要望を書き散らかしたことがある。

あれから何年経過したのかさえ記憶の彼方だが、やっと実現された。

ただし、(…いつもただしがつくのも心苦しいが)画面復帰のために画面右下に表示されるボタンは、現状ではなぜか無反応で機能しないしないこともあったり? と不安定。

[07/31:追記]
システム環境設定内のテストでは機能しないが、スクリンセーバとして開始してやれば機能するようだ。また、一度でもこのスクリーンセーバが働くと、iTunes に「iTunes アートワーク・スクリーンセーバ」という長い名前のプレイリスト作成される。

ここに適当な楽曲を登録しておけば、それを選択してくれるのかと思ったが、単に再生中のアルバムが一時登録されるだけで、それほど凝った仕掛けがある訳でもない。

純正の Magic Mouse や Magic Trackpad ではスクロール操作で画面が復帰してしまうので、右下の終了ボタンがなぜ必要なのか、不可解である。今時スクロール機能もないマウスを使用しているユーザがどの程度いるのかは不明だが、そんな古いタイプのマウスが搭載されていた Mac でライヨンをインストールできるとも思えないし、ますます謎は深まる一方だ。

ただ当初、画面サイズが比較的大きめの iMac で動作確認をしていたのだが、デスクトップで感じたこの新 OS の使いにくさは、画面が小さい MacBook Air 11 インチでは評価が一変する。

結論めいた評価ができるほどまだ使い込んだ訳ではないのだが、複雑なマルチタッチの機能も一通りマスターしてしまえば、スノレパとは比較にならない、一種の快感さえ覚えるほどの快適さなのである。

あの鬱陶しいウィンドウ復元機能も、フルスクリーンモードも Mission Control や Launchpad でさえも、外に持ち出し頻繁に作業が中断するようなノート型での使い方では、…。

ちなみに、それほど話題にもなっていないが、OS X Lion がプリインストールされた Mac では、iWeb は含まれていない。いつのまにか、iLife ファミリーからも外されてしまったようだ。

くそ〜、このままうやむやのうちに切捨てか(合掌)

詳細は、また後ほどあらためて。

iTunes フォルダの場所によっては、正常に動作しないこともあるようで、復帰のためには、キーボードを叩く必要があるが、ま、この程度はご愛嬌といったところか。

しかし、よくこんなもんがゴールデンマスターを通過したものだと感心するのだが、やはり世界中を巻き込んだベータテストを敢行した方が、後々の為に良い結果を生むのであると信じよう。

たぶん、人柱になるということは、そんなもんだろう。


[2011.07.23]
[07/25:追記]
ライヨン

午後11時過ぎ、後先を深く考えず速攻でダウンロード&インストール。

で、当然のことながら、目がテンになること多数。

事前に主だったファイルはバックアップして準備万端のつもりだったが、メディアもないのにどうやってクリンインストするべ? …などと、そんな素朴な疑問さえも解決できないままの突貫作業。

一応、6月6日以降に新規購入した Mac はあるので、アップデートプログラムに申込むつもりでいたんだが、目の前に出てしまえばそんな悠長なこともいってられない。

詳細は割愛するが、とにかく横着はいけんぞな、と死んだばあちゃんにもよく言われたもんだが、乗りかかったタイタニック、航海先に立たず、後悔役に立たず。

取り合えずダウンロード後、インストーラの指示にそのまま素直に従ったため、現在使用中のMacに上書きインストールしてしまったんだが、やっぱロクなことはない。

さすがは、初日全世界の100万人以上のユーザを巻き込んだ、壮大なベータテストイベントである。

ま、その後にインストール時に作成される別パーティションで起動すれば、初期化&インストールも可能であることが判ったので、あらためて再度挑戦するつもりであるが…。

以下、都合により別ページへ...つづく


[2011.07.16]

噂の MacBook Air?

7月14日説を信じて、朝方までアップルのサイトを見張っていたんだが、どうやら空振りだったようだ。

ま、噂サイトの情報というのは、たまには外してくれないと、そう毎回的中されても面白くはない。

今回は、新 OS X Lion もさることながら、個人的には MacBook Air の進化系に対する期待が大きかったので、つい盲信してしまった感はある。

本来ならば、iCloud に伴う雑事(ウェブホスティングのサーバ移行とか、モ〜ボ〜ミィ関連の後始末とか)に対する不平不満をブチ撒けるのがスジであり、このサイトの使命であると確信しているが、あまりのショックに何も手がつけられない状態である。

わがローカル地域的な表現を借りるなら、おどりゃあちばけな状態であるにもかかわらず、心のどこかに、なるようにしかならんわ…と、醒めた部分もある。

こんな時はいっそ何もかも忘れて、ぼ〜っと現実逃避を決め込みたいものだ。( º-º)

で、Something in the “MacBook Air” between us. である。

第二世代の MacBook Air、デザインに関しては、ストライクゾーンのド真ん中であったのだが、そのスペック的な部分で如何ともし難い鬱屈感というか不完全燃焼感というか、やたらに画数の多い文字表現に頼らざるをえない誠に残念な仕様である。

今年に入って発表された新 MacBook Pro シリーズを子細に検討するにつけ、またもや MacBook Pro への移行しか道はないのか、と考えていた。

しかし、本命である13インチモデルが、これまた中途半端な釈然としない仕様で、そろそろ三年になろうかという現行筐体の約2Kg という重量にも、前モデルに対して使用時間を犠牲にした性能アップという引き換え条件にも、不満しきりであった。

いや、デザインそのものには全く不満はないのだが、主に重さに関する点のみが重荷になってきたのだ、と思う。(おもおも、だな)

おかげで 2008年以来、実に長きにわたって使用してきた MacBook (Late 2008) モデルをリプレイスするタイミングを完全に逸してしまっていた。

一時は、メイン機をデスクトップタイプに戻して MacBook はサブ機にと画策してみたものの、性能的な差がそれほどない Mac mini (Core 2 Duo/2.66 GHz) では、持出時のデータ移行が面倒なだけで、結局 MacBook (Late 2008) を置換えるほどのパワーはなかった。

その後、Time Capsule を NAS 的な使い方でお茶を濁していた社内サーバを、本来の姿である Mac OS X Snow Leopard Server で置換えることでかなり満足できるサーバ環境に貢献したので、Mac mini (Mid 2010) の導入自体は無駄ではなかったのだが…。

そろそろ1年越しになる、デスクトップメイン計画。ハード面では、iMac (Mid 2011) をもってやっと実現されつつあるが、件の MacBook Air および iCloud による運用面の目処が立つまでは、まだまだ予断を許さない状況である。

たしかに、最近の Core i シリーズのプロセッサを搭載した iMac ファミリの性能アップには少なからず驚かされたものだが、だからといっていまさら 2.5Kg 以上もある15インチモデルに宗旨替えする気も起こらない。

もはや、iPad に慣れて親しんで怠りきってしまった老体には、MacBook Air 11.6 インチモデルあたりが限界なのだ。

願わくば今度こそ、機能・性能・価格とデザインおよびサイズのすべてにおいて、高い妥協点を実現したモデルの登場を望みたいね。

おっと、忘れるところだったが、App Store および Mac App Store において価格改定が行われたようだ。

ことあるごとに、アップルジャパンの為替レートを無視した国内価格政策について、ここでボロクソに書いてきた努力がやっと功を奏して、…と思いたい。

[07/19:追記]で、結局アフィリエイト広告も提携解除されちまったぜい。(-_-#)

2011年07月某日 Hexagon/Okayama, Japan